開催概要

東京藝術大学と東御市と地域による域学連携事業

天空の芸術祭2021 

~崩壊の時代から創生へ~

 さまざまな限界を超えてしまった今。人間の過度な成長の結果が現れてきていると思えます。生命の価値、行動規制、閉塞感。この状況の中で芸術ができることは何なのでしょうか。私たちはもう一度原点に帰って芸術の力を再発見する試みを考えていきたいと思います。
 地域の芸術祭も大規模なものから、小規模であまり人々が集中しないで開催できるものへと変換を余儀なくされています。これからはこのスタイルが定着していきそうです。
 天空の芸術祭は、昨年は開催されませんでしたが、本年は参加作家数も絞って開催します。本芸術祭は、今までも多くの地域の皆様の支援や協力のもとに実施されてきました。地域と共に開催され、地域の文化の創生へとつながることが期待でき、現在の崩壊の時代から次への展開へと繋がる可能性を秘めています。時代にあった芸術祭です。
 私は今回、保科豊巳氏(美術家/東京藝術大学名誉教授)の後にアートディレクターを努めさせていただきます。この異常な状況の中で、毅然として脈々と息づいている海野宿に触れ、ここでの展開で何か試みたいという衝動にかられました。小さな表現から今後に広がる持続的な可能性を信じて展開していきたいと考えています。ご高覧頂けましたら幸いです。
赤沼潔(東京藝術大学美術学部工芸科鋳金 教授)

2021年10月9日(土)~11月7日(日)期間中の金土日祝

10:00~16:00

開催地域 //

長野県東御市、北御牧地区、海野宿

主な会場 //

天空ミュージアム(旧稚蚕飼育所) 芸術むら公園 八重原土地改良区事務所 旧郷土資料館 東御市北御牧庁舎市民交流サロン 海野宿街道内各所 海野宿資料館 うんのわなど 

参加アーティスト //

海野宿エリア
赤沼 潔、伊藤 日向子、江田 委織、コスタ・ロペス・デ・アルメイダ・フェルナンダ、
柴田 早穂、寺内 木香、福井 汐音、山西 もも


北御牧エリア
大橋 文男、齊藤 隆嗣、シャーミン・スマイヤ、園田 将久、西村 雄輔、保科豊巳、王 安妤、鐘 亮


地域プロジェクト 東御市内小中学校作品展、みまきっ子WS展

アーティスティックディレクター //

赤沼潔(東京藝術大学美術学部工芸科鋳金教授)

西村雄輔(東京藝術大学美術学部准教授油画第五研究室)

主催 // 天空の芸術祭 2021 実行委員会

お問合せ // 天空の芸術祭 2021 実行委員会事務局
tenkuartfes@gmail.com